北海道の暮らし

【北海道の日常】パウダースノーの下はつるつるなスケートリンク

北海道の雪道にひそんでいる危険と対策を紹介します。

見た目はパウダースノー

最近の北海道は、氷点下が続いています。
道路の雪は日々の温度でさまざまに変化します。
北海道に住んで長い人は、道を見れば分かると思いますが、
北海道歴が浅い人は、転んだりする危険な状況です。
歴が長い人でも転んだりします。

例えば、この道路、粉雪が沢山積もっている状況に見えます。
正解です。
砂の上を歩くようで、歩く人たちは埋もれないように、粉雪の部分ばかり気になるでしょう。
しかし、申し訳なくて撮影できませんでしたが、ここで、”滑って”転んでいる人がいたのです。
深い粉雪で滑るというのは・・・?

下の方にはつるつるな氷の膜があります

この下には、つるつるな氷も潜んでいます。
例えばこんな写真ならわかりやすいのではないでしょうか?

これは、夜に別の場所を撮影した場所です。
上の方の粉雪は薄くなっていて、下のスケートリンクのような氷の状況が見えると思います。
つまり、見えなくても下の方は、スケートリンクのような氷があることも少なくありません。

歩くときには粉雪でも、その下には磨き上げられたスケートリンクのようになっているので、よりいっそう滑るわけです。

これは、雪がない道路と雪が氷になっている境目です。
改めてみると分かりやすいと思いますが、道路の上に分厚い氷がのっています。

滑る日は、車が止まろうとして45度回転します。
曲がろうとして、車のお尻を振るなんてことも、道産子でもあります。

歩く人も歩くだけでも危ないのに、車が予期せぬ時に滑ってくるかもしれないのです。

万一、転んで氷の上で体や頭を打って大けがになった人もいます。歩道を歩くとき、車で運転するとき、こういう日は特に細心の注意が必要です。

歩く場合は、まずパウダースノーの底が滑るのか確認をしましょう。
道路の日当たりによっても違うので、注意です。

特に横断歩道の急ぎで転んでいる人を見掛けます。


車で走る場合は、人通りの少ない凍っていそうな場面で、滑りを確認し、どのくらいの凍結なのか確認しましょう。
当然ですが、スピードは出してはいけません。止まる時、曲がる時は要注意です。

本州とは違い、氷点下な日々の場合、雪はつぶさな状況により、様々に変化します。

お気を付けください。表面に騙されてはいけません。