観光

ガリンコ号に乗船して流氷を見てきました

紋別でガリンコ号に乗って流氷を見てきました。流氷を見るのは、なかなか難しい理由と、楽しさをご案内します。

ガリンコ号とオーロラ号の大きな違い

北海道で流氷を見ようとすると、大きく分けると2つの選択肢があります。
網走のオーロラ号と紋別のガリンコ号です。

今回乗ったのは紋別のガリンコ号です。ちょっと見えないのですが、先端にスクリューがついていて、氷を砕きながら進むような構造です。

2021年1月から新しくなったガリンコ号IMERUが下記の写真ですが、こちらも見えないのですが、同じく先端にスクリューがついていて、より一層スクリューが強調されていて、一層ガリガリしそうに見えます。

そして、こちら網走のオーロラ号です。ガリンコ号の定員が約200人に対して、オーロラ号は450人と大人数を乗せられることと、大きいことで揺れが少ないそうです。

また、乗客が多く乗せられるので当日でも乗船できる確率もやや上がります。

さて、私達が乗ったガリンコ号2号なんですが、2月半ばのシーズンになんとスクリューの故障によりスクリューが動きませんでした(笑)。え?オーロラ号と同じ感じですね。ガリガリがすごいと聞き、乗ったんですが。。。

流氷を見るのは難しい

実は以前オーロラ号に乗った際、「流氷は昨日の夕方風に流されて、紋別の方に流されて行ったので、流氷の欠片だけ見れる状態です」ということでした。
そして、今回のガリンコ号も当日「流氷が東の方に流されて、今は網走の方にいます」ということでした。が、既に予約してあり当日キャンセルできないため、乗りました。流氷が見れない場合、乗船料は自動的に500円安くしてもらえました。(3500円→3000円)

まず、流氷を見る時に以下の条件を合わせなければいけません。
①流氷がある時期(1月中旬以降3月いっぱいくらいまで)
②自分が紋別か網走に行ける休日(遠いので少なくても連休は必要)
③船の予約(シーズンはなかなか予約が取りにくい)
④当日の風の流れ

この4つの条件を満たすのはなかなか至難の業です。
①と②がクリアできても、③、更に一番難しいのは④です。

前回は人数の多いオーロラ号で前日予約を行ったのですが、前日の夕方流氷は北上していったので、今回はガリンコ号に前以て予約して来たのですが、今回は網走に氷が流れていきました(笑)

※これはShutterStockからの写真です。ガリンコ号で流氷が見れた時の写真。

どうしても流氷を見たい場合、
①同じ日にどちらも予約し、風の向きによって流氷がある方に乗る
(キャンセルできないので、どちらかのお金は無駄になります)
②何日間か余裕を持って宿泊し、船の予約もどちらもしておく

などが挙げられます。それでも、どちらかの航路の中に流氷があればいいのですが。

流氷を見るのは楽しい

まず乗船場ですぐに見られる氷です。(日にもよると思いますが)
これも大きな意味では、流氷の一種と言えます、実際に流氷というとロシアから南下して流れてきた氷のことを指しますので、厳密には違います。
ただ、これでも充分テンションが上がります。

乗船時に本日は流氷がありません、と言われたものの時間内になるべく流氷がある所に行ってくれるため、運よく流氷を見ることができました。

沖に出てかなり行くと、所々氷が浮いている状態で、流氷の残りか港内の氷か、でしたが次第に遠くなると普通の海になりました。

しかし、流氷を探してくださったようで、薄いものの流氷の場所に行けたようです。一面氷の地面のようでした。そこを割って進みます。

一面の氷は海ではなく氷を張った陸上のようでした。
ただ、私達が見れたのは薄い氷の膜のようでしたが、それでも海の表面が凍っているのはすごい経験です。

そして下の写真が蓮の花の形をした流氷です。蓮の葉氷と言うそうです。
これらが少なくなって溶けかけてくると、下記のような薄っすらとした蓮の葉氷になってきて、次第にこれらもなくなります。

なかなか見れない流氷を、北海道の道東まで時間をかけてたどり着き、更にあちこちに流れてしまう流氷を追いかけて見れたなんて、喜びもひとしおです。

前回寒さに凍えそうになり、流氷どころではなくなった経験から、ちょっとした作戦があります。氷がありそうな時に外で見て、なさそうな時は船内からじっくり見る方法です。乗船人数が多い時は、居場所や良い写真スポットがなくなる可能性があるので、その時その時の状況に応じて、お楽しみください。

流氷を楽しむ為に準備は必須

以前オーロラ号に乗った際、寒くて寒くて全然外で氷を見ている場合ではありませんでした。
(そもそも流氷がほとんどなかったので、外に居なくても良かったのですが・・・)

天候にもよると思いますが、基本的に寒いと思った方が良いです。
海に氷が漂うエリアに行くのですから、更に風も吹くと体感温度はとても寒くなります。
スマートフォンは寒さで固まって電池が急に無くなくなるし、スマートフォンを触るために手袋を外していたので、手はかじかむし、耳も顔も冷たくて痛いし、カイロはつけていなかったので身体も寒いし。
次のような準備をご提案します。

顔・頭耳が隠せる帽子や耳当て(イヤーウオーマー)
手袋(できれば手袋したままスマホが操作できるタイプ)
首回りにマフラーなど
ダウンジャケット丈が長く、風をなるべく通しにくいアウターの防寒着
カイロ自分の身体に貼るタイプの大きいの1つ以上
スマホなど電子機器が凍らないように小さいの1つ
パンツできればスカートではなく少し厚めのパンツ

予約方法・お値段

Web、電話での予約ができます
ガリンコ号 Ⅲ IMERU・ガリンコ号IIのWeb

Webでの予約期間が過ぎてしまった場合などお電話で問い合わせ

電話予約(0158-24-8000)

大人3,500円 (税込)/人小学生1,750 円 (税込)/人
小学生未満(幼児)は無料

ガリンコタワーとセットなどもできます。

アクセス

海洋交流館「もんべつ海の駅」(ガリンコ号乗り場がある観光の拠点施設)

住所〒094-0031 北海道紋別市海洋公園1番地
TEL0158-24-8000
営業時間10:00~17:00

アクセス方法詳細

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