然別湖コタンの氷上露天風呂
北海道の湖では最も高い標高810mにある十勝管内の湖、然別湖。ここでは真冬の湖が凍る寒い時期、地元の方々が60日間だけ氷で作ったコタン（村、集落）ができます。1980年から40年間開催されています。その中の1つで1989年から開催されている氷上露天風呂！温泉好きにはぜひこの不思議で貴重な経験を体験してみていただきたいです。
コタン（村、集落）の中に1つ氷上露天風呂と足湯があります。更衣室は氷でできた建物（イグルー）になっています。
幻の温泉に入る方法
予約は特に必要ありません。
タオル、水着、バスタオルを持って、然別湖コタンに行き、入浴時間に決められている時間（2021年開催中は9：00～20：00でした）に、温泉のある建物（イグルー）に行きます。
そこで係の人に温泉に入りたい旨を伝えます。すると入れます。
特に2021年は感染対策のために入場制限をしていて1度に1組だけ入れるようにしているようでした。
男性専用：17:00～18:30 女性専用：18:30～20:00という男女別の時間代もありますので、恥ずかしい方はその時間帯に行くのが良いかもしれません。
私達は平日月曜日の昼だったので、ゆっくり貸し切りでした。最大30分と書いてありました。
観光客からは見えにくい構造にはなっていますが、回り込めば見えないでもないかと思います。一応回り込まないよう線が引かれていますので大丈夫なのかと思いますが、
私達の入った時には、観光客は見に来ませんでした。水着があれば一応安心です。
入浴料
なんと、無料です。
本格的というか非常にコストがかかっていると思いますが、無料です。
感謝、感謝です。
アイスバーに募金箱があったので、ぜひそちらに感謝分を入れてください。氷を切り出す苦労など思うと、本当に信じられないです。
更衣室
先ほどのこの建物（イグルー）が更衣室です。
入ると非常にひんやりしています。風がないので、外よりも温かいです。
ここで靴を脱ぎます。ここからが勝負です！靴下もどうしても水滴がつきがちになるため、思い切って脱ぎます。が、バスマットも水滴がついているかいないか分かりませんが、それはそれは冷たく、もう有無を言わさずすべての行動を早くする必要があります。
更衣室はこんな感じです。男女一緒です。でも仕切りとカーテンがあるところがあるので、女性はここでの着替えがオススメです。
更衣室の出口です。氷のイグルーということが分かると思います。左側には板がありますが、これは温風を避けイグルーを温泉の風から守るためかと推測します。
更衣室から浴槽まではバスマットの次は、人工芝生みたいなのの上を通ります。ほぼ裸で裸足で氷点下で、もう若干駆け足になります。
浴槽・泉質
無事浴槽までたどり着けた人は、温泉の熱さに驚きます。身体は冷えていて、周囲は氷点下、イグルーの中もひんやりしていて、服も脱いだ状態で、温泉は42℃くらい。温度差が凄すぎます。
それから本格的な温泉の匂いに気付きます。
これは入浴前に若干温泉方向からも漂ってきたかもしれません。
とりあえず無心で入り温まります。すると、いろいろなことに気付き始めます。鉄分のある泉質であること。
大きな湯舟（10人以上は入れると思います）。
パイプをたどっていくと「風水」というホテルから温泉がひかれていること。風水は源泉100%で、泉質は、ナトリウム－塩化物・炭酸水素塩泉 （低張性中性高温泉）で、若干塩なので、疲れも取れ、温まり非常に良い塩梅です。
感想
入っているとだんだん外の寒さと、温泉の温度と泉質が非常に良い上に、景色も良く、極上で、不思議な気分になってきます。湖の上で、分厚い氷の上で、特別に作られた温泉で、更に源泉100%の温泉に入っているのかと思うと贅沢極まりないと思います。もし体験できる方には、おすすめです。世界中でもこのような体験はなかなかできないでしょう。
アクセス
| 住所 | 〒081-0344 北海道河東郡鹿追町北瓜幕無番地 |
| TEL | 0156-69-8181 |
| 開催期間 | 2021年1月30日（土）～3月21日（日） 公式ホームページリンク お電話によるお問い合わせ （受付時間：９：００～１６：３０） |
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