特徴
創業14年で、全国20店舗ほど(北海道と東京)を運営するまでになった人気店。
人気の秘密は、誰でも懐かしさを感じる野菜の旨味成分が充分に効いた2日間煮込まれたスープと、道内の寒い地方で作られた美味しさの違う野菜、素敵な店内、お客さんに配慮した工夫、美味しさの工夫なのではないかと推測します。
店舗も落ち着けるように、非日常間の演出にこだわっているようです。
椅子や照明もこだわって、アンティーク風な中古品を探しているそうです。
スープカレーの大切なスープは、丸二日間かけて野菜、鶏、豚骨、煮干、鰹節などを煮込んで、素材の旨味を凝縮しているそうです。日本人なら食べたことがある旨味成分が、存分に効いています。
そのスープは、水っぽい系ではなく、こてこてなルー系ではなく、恐縮された成分が織りなす程よいスープです。そして、スパイスもトマトと玉ねぎにマッチしたパンチが効いたものになっています。
野菜は、主に士別市と名寄市という北海道の真ん中より少し上、寒いエリアで作られたものです。
北海道に来てから思うのは、北海道の野菜が美味しいのは寒いところで甘さが増すからなのではないだろうか、と思っています。特に店主の家族が作っている野菜を使ったり、お米を使ったりしているところが、家族思いかつお客さん思いだと思ったりします。そこには何か愛情が感じられます。
注文方法
店員さんは良く様子を見ててくださるので、席に座って注文できます。
しかし、机の近くに1席ずつ鈴も置いてあって、もし気付かないとき、呼ぶのが恥ずかしい場合、きっと鳴らすと来てくださると思います。
注文時は、①カレーを選ぶ ②スープを選ぶ ③辛さを選ぶ ④ライスを選ぶ
の順で依頼します。
とても親切なのは、辛さで1~3が中辛の設定で細やかに選べる点です。
お店の親切なお兄さんが、「1でも充分びりびりきますよ!」
と教えてくださったので、1にしたら、確かに1で充分びりびり来ました(笑)
中辛にも辛さが3段階あるという配慮は、普通の大人には分かり易くて良いです。
更に辛いのが好きな人にも、あと7段階上があります。
お料理
チキンと野菜(¥1,280)のオリジナルスープ、辛さ1、ライスS(-¥30)を選びました。
これは一番人気の「チキンと1日分の野菜20品目(¥1,450)」の野菜から、-7種類の13種類入ったものです。この13種類は何かというと、
「本日の野菜」の上の段13という線の部分までが入っています。
と、気の利いた上の写真の資料がさっと出され、説明してくれる当たり想定質問への回答を十分に準備した配慮のあるお店で、素晴らしいです。
特に珍しいと思った野菜は、3点、「大豆」「キクラゲ」「大きく切ったゴボウ」です。
まず「大豆」、なぜここに?と思いましたが、店主のお兄さんが育てた「ゆきほまれ」という絶妙なはごたえの大豆です。プリっとしていて美味しかったです。
「キクラゲ」全然悪くないし、不似合いでもなく、むしろこういう手があったか!という驚きです。違う触感も楽しいです。
そして「ゴボウ」、「いや、大きく切り過ぎでしょう、なんとなく固いんだろう・・・」
という予想を大きく裏切る、ジューシーで柔らかいゴボウでした。
醤油ベースの煮汁で煮た後、衣をつけて揚げ、ごぼうの風味と食感を活かしているとWebに書いてありましたが、まさしく、だからか!と納得です。
鶏肉はパリパリor柔らかを選べます。私はパリパリを選びましたが、皮がパリパリでした。
ちなみにこの鶏肉はスープと一緒に煮られ、スープと同じ味が充分についたものを、揚げてあるということでした。
感想
スープカレーで私が期待するのは、揚げたブロッコリー、揚げた茄子、鶏肉、これが美味しいと嬉しくなります。こちらのお店は合格です!
お店の雰囲気も良いし、店員さんや店主も充分な配慮があるし、何よりスープカレーのスープと、野菜が美味しくて、アクセスもしやすくて、すごいと思いました。
2020年の8月にオープンしたということですが、コロナ禍でなければ観光客が押し寄せ、人気で入れなくなってしまうんだろうな、と思いました。
お値段
今回頼んだのは
チキンと野菜 ¥1,280._ライスS(-¥30)=¥1,250._
アクセス
住所 | 〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西4丁目 札幌駅南口広場地下街アピアWEST内 |
TEL | 011-209-1450 |
営業時間 | 11:00~22:00(アピアの営業時間に準ずる) |
駐車場 | アピアの駐車場 |
Webサイト | https://samurai-curry.com/ |
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